川口 雄司
営業二部 営業グループ

川口 雄司 Yuji Kawaguchi

2015年入社/社会学部社会学科卒

20代でアメリカの支店の支店長に。その経験を活かし、VIP顧客を担当。

学生時代はずっとサッカーをやっており、海外遠征は何度も経験していて、漠然と「海外に行くのは面白そうだな」と感じていた。「いろんなことを幅広くやりたいな」という想いもあった。だから就活時、頭にあったのは商社か国際物流企業。飛行機や船の便を組み合わせて輸送するという国際物流の面白さを先輩社員から聞き、「面白い」と思ったのが入社の決め手だった。

現在、どのような業務に携わっているのですか?

当社のVIP顧客である大手総合商社A社およびその関連会社の営業を課長代理として担当しています。営業二部は当社のVIP顧客であるA社と大手メーカーB社の2社に注力している特殊な部署なのですが、私は過去にB社を担当、現在はA社を担当することになりました。現在担当するA社は輸送する物量も大きく、売上も大きな企業。お客様のもとを訪れ、物流状況をお伺いし、提案を行う業務とともに、大きなプロジェクト案件をいただけることもあります。そのため、お客様とのコミュニケーションを重視し、日々業務にあたっています。
川口 雄司

入社してからのキャリアを教えてください。

入社後1年間は、当社の子会社エムオーエアロジスティクスの成田輸出通関課へ現場研修に行き、航空貨物の流れを学びました。その後は本社に戻り、東京営業二部セールスデスクグループで代理店や一般荷主の航空輸出のオペレーション業務に従事。半年後、東京営業二部営業一グループへ異動し、当社のVIP顧客であるB社の航空輸出オペレーション担当となり、出荷手配や見積もり作成を行いました。4年後、MOL Logistics (U.S.A) Inc / JFK Branch(ニューヨーク支社)にアシスタントマネージャーとして出向。アメリカでの物流事情を学ぶため、実務に注力し、後にニューヨーク/ニュージャージーエリアの営業担当となりました。翌年、MOL Logistics (U.S.A) Inc / JFK BranchとBOS Branch(ボストン支社)のブランチマネージャー(支店長)に就任。当時は29歳で2拠点の責任者として、予算や人員など支店管理業務と営業を行っていました。今年4月に本社に戻り、いまに至っています。
川口 雄司

仕事のやりがい、面白さは?

フォワーダーの仕事に正解はないと考えています。顧客ごとにニーズが異なり、喜ばれるポイントも異なります。そのニーズを的確に把握し、提案し、受注となった際は大きなやりがいを感じます。時には大きなプロジェクト貨物を海外へ輸送することもあります。現在はアメリカにおける製造プロジェクトに携わっており、現地での資材調達が難しいため、日本から輸送する案件の対応を行っています。過去数年でも見ない規模の案件で、とてもやりがいがありますし、アメリカ側のスタッフと面識があることで、細かな調整などに自分の経験を活かすことができました。
川口 雄司

仕事をする上で、大切にしていることは?

それぞれの顧客、関連部署、関係会社とのコミュニケーションを密にとることを大切にしています。モノを輸送する際には多くの人や会社が関わりますので、ボタンのかけ違いで大きな事故に発展することもあります。そういったリスクを減らすためにも、相手の意図を正しくきちんと汲み取り、こちらからの要求を確実に伝えるというコミュニケーションをとても大切にしています。また、お客様のニーズにあったサービスをつくって提案するために、お客様のニーズを対話のなかから聞き取ることは、営業に従事している私にとってはとても大切なことです。

苦労した経験は?

苦労したのは、2022年6月から就任したニューヨークとボストン支社の支店長時代です。管理職の経験もない中、海外店の支店長を任せてもらえることに喜びを感じながらも、予算管理、営業管理、人事管理などの業務量に圧倒された記憶があります。また、担当した2支店の業績が思わしくなかった点も併せて苦労しました。そんな中、上司や他支店の支店長に相談をし、また自店のスタッフとのコミュニケーションを多くとることで、徐々に改善の兆しが見えはじめました。またボストンでは業績アップのために、現地の営業マンとともにエリアを絞って300社ほどリストアップして飛び込み営業をしたこともありました。すぐには結果が出ませんでしたが、改善への道筋を示すことができたと考えています。
川口 雄司

これからの目標を教えてください。

一度海外駐在を経験したことで、海外での生活や海外での勤務の難しさを知りました。一方で早い段階で支店長を経験できたことはプラスに生きています。今後も再度、海外駐在にチャレンジしてみたいですね。興味があるのは製造業に強い東南アジアです。当社では2回、3回と海外駐在を経験している社員もたくさんいます。また、アメリカで支店長を経験したことを活かして、ゆくゆくは管理職を目指したいと考えています。
川口 雄司
関連するコンテンツ