2025年9月22日
商船三井ロジスティクス株式会社
(セレモニーの様子)
商船三井ロジスティクス株式会社(代表取締役社長:桜田治、本社:東京都千代田区 以下「商船三井ロジスティクス」)のベトナム法人・MOL Logistics (Vietnam) Inc.(以下「MLGベトナム」)は、9月18日付でベトナム南部のタイニン省にて冷凍倉庫を運営する「Toan Phat Logistics Joint Stock Company(トアン ファット ロジスティクス ジョイント ストック カンパニー)」(以下「TPL」)に出資致しました。
本倉庫は農産物の生産が盛んなメコンデルタ地帯に位置し、ベトナムの経済の中心であるホーチミン市、主要空港のタンソンニャット国際空港及びロンアン港等の国際港へのアクセスにも優れており、国際物流において極めて利便性の高いロケーションとなっています。
隣接する敷地では、TPL株式を10%保有するToan Phat Irradiation社(以下「TPI」)が、照射滅菌処理(Irradiation)サービスを提供しており、輸出前の保管と一体となったサービスを提供可能です。また、本倉庫はハラル認証(註)を取得しており、イスラーム諸国への輸出においても競争力を有しております。
MLGベトナムは 2005年11 月に設立され、ホーチミン本社及びハノイ支店等の国内16拠点に於いて、航空・海上・陸上輸送、倉庫、海外引越等、幅広い物流サービスを展開しています。
今回のTPLへの出資により、同社は既存の輸送ネットワークと冷凍倉庫機能を組み合わせた体制を構築し、需要が高まるベトナム国内のコールドチェーン物流に対応できるようになりました。これにより、農産物・水産物を中心とする多様な国際輸送ニーズに応えるとともに、ベトナムにおける物流インフラの強化を図ってまいります。
商船三井ロジスティクスは、今後も最適な物流ソリューションの提案・提供を通じて、信頼されるロジスティクスパートナーとして、お客様の課題解決とサービス品質の向上に努めて参ります。
<概要>
会社名 | Toan Phat Logistics Joint Stock Company |
資本金 | VND 50 Billion |
設立年月日 | 2020年10月 |
出資日 | 2025年9月 |
株主構成 (出資後) |
川西倉庫株式会社 51% MLGベトナム 39% TPI 10% |
代表者 | Mr. Hieu Vuong |
事業内容 | 冷凍倉庫業 |
所在地 | Block A24-2, Ngang 1 Street, Phu An Thanh Industrial Park, An Thanh, Ben Luc, Tay Ninh Vietnam |
倉庫概要 | 施設名称 :Toan Phat Refrigerated Warehouse 棟数 :1棟 延床面積 :5,462㎡(最大10,768パレット) 着工 :2023年 温度帯 :▲20度(急速冷凍区画は▲30度) スタッフ数:40名(管理スタッフ含む) 区画 :水産品向け区画/農産品向け区画/急速冷凍区画 |
<本物件の立地>
(註)基準が最も厳格と言われるJAKIM(マレーシア連邦政府総理府イスラーム開発庁)が認定
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。
本件に関するお問い合わせ先
商船三井ロジスティクス株式会社営業戦略部広報担当
Email: mlgjp_inquiry@molgroup.com