トップメッセージ

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商船三井ロジスティクス株式会社

代表取締役 社長執行役員伊藤 崇

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代表取締役 社長執行役員(Representative Director & President, Chief Executive Officer)
伊藤 崇

世界を支え、豊かな未来をひらく物流の実現に向けて

代表取締役 社長執行役員の伊藤 崇です。

物流を取り巻く環境は、かつてないスピードで変化しています。近年のコロナ禍や市況変動、地政学リスクの高まりは、物流に内在する「不確実性」という課題を一層顕在化させました。輸送手段の確保難やリードタイムの乱れといった課題に直面する中で、単なる輸送手配にとどまらない、より包括的で柔軟な物流ソリューションへの期待は、これまでになく高まっています。

近年、お客様からは、デジタル技術による物流の可視化や、脱炭素社会の実現に向けた環境対応、そして安定輸送の確保といったご要望が高まっています。当社は、こうした期待に真正面から応える存在であり続けたいと考えています。

この激動の時代にあっても、私たちは変わらず「お客様のいかなるニーズにもお応えできる、総合的で付加価値の高い物流事業を通じて、世界の人々の毎日を支え、豊かな未来をひらく」という使命の実現に邁進してまいります。

日本、そして世界の人々の生活を支える高付加価値な物流サービスを提供し続けること。そして、お客様から最も信頼される企業であり続けることを、ここにお約束いたします。

激動の時代に「BLUE ACTION 2035」をさらに深化させる

商船三井グループは現在、2035年度の「ありたい姿」の実現に向けた経営計画「BLUE ACTION 2035」を推進しています。海を起点とした「グローバルな社会インフラ企業」への進化を目指す本計画において、2025年度までの「Phase 1」は、その飛躍に向けた基盤を固める変革期でした。

グループ全体での積極投資、とりわけ環境対策への重点的な取り組みにより、脱炭素化という時代の要請に応える持続可能な成長基盤が着実に構築されています。

2026年度から始まる「Phase 2」は、私たち商船三井ロジスティクスにとっても、これまでの成果を土台に、社会やお客様と共に新たな価値を創出するステージです。GHG削減目標の達成に向けてクリーンエネルギーの導入を加速させるとともに、DXを通じて社員一人ひとりの業務を「価値創造」へと転換し、デジタル技術で社会課題の解決に貢献する企業を目指してまいります。

こうした大きな方針のもと、当社は自らの役割を改めて見つめ直し、「選択と集中」を軸に成長戦略を加速させていきます。

成長に向けた3つの重点方針

1.海外取扱量の拡大と調達力の強化

当社はこれまで、日本発着の物流を主軸にお客様との信頼関係を築いてきました。この強固な基盤を維持・発展させながら、今後はさらなる成長に向け、海外取扱量の拡大に注力してまいります。

成長著しいアジアに加え、将来の中心地として期待されるインド・アフリカ地域においてもネットワークを拡充し、グローバルでの対応力を一層高めていきます。

同時に、調達力の強化にも取り組みます。安定した輸送スペースの確保とコスト競争力の向上を通じて、グローバル全体最適の視点から物流を再構築し、お客様と共に持続的な成長の好循環を生み出してまいります。

2.デジタル投資の完遂と付加価値の創造

基幹システム「CargoWise」の完遂をはじめ、デジタルへの投資を継続していきます。データの統合と可視化は、単なる業務効率化にとどまるものではありません。

蓄積された輸送データを活用することで、在庫最適化やリードタイム短縮など、お客様のさまざまな課題の解決に貢献する体制の強化を図ってまいります。

3.協業パートナーとの連携強化

持続的な成長の実現に向けて、協業による相乗効果が見込める企業との連携が重要な選択肢と位置付けています。1+1がそれ以上の価値を生み出すような、互いの強みを高め合えるパートナーとの協業を通じて、当社のケイパビリティを飛躍的に高めていきます。

独自の価値創造とグループシナジーの発揮

当社の最大の強みは、商船三井グループが有する世界規模のアセットと、現場で培ってきたフォワーディング力・対応力を融合できる点にあります。今後は各地域組織との連携をさらに深め、日本起点にとどまらない「グローバル全体最適」の視点でロジスティクスを再定義していきます。

冷凍・冷蔵、医療機器、重量物輸送といった専門領域をさらに磨き上げるとともに、新たな分野への挑戦にも積極的に取り組み、「商船三井ロジスティクスでなければならない」と選ばれる独自性の高いサービスを追求してまいります。

誠実・謙虚に。全員が「自分ゴト化」できる社風へ

私が経営において最も大切にしている価値観は、「誠実」と「謙虚」です。お客様との信頼関係を何よりも重視すると同時に、従業員一人ひとりとも誠実に向き合い、対話を重ねることで強いチームを築いていきたいと考えています。

その中で大切にしたいのが、「自分ゴト化」の文化です。物流の現場では、予期せぬ事態が日常的に発生します。目の前の課題を他人事にせず、自らの責任として捉え、主体的に行動する。その積み重ねが、個人の成長と組織の力につながります。

挑戦の先にある達成感や、お客様からの信頼を実感できる仕事の喜びを、ぜひ多くの社員に味わってほしい。そのために、働きがいを高め、挑戦を後押しする環境づくりにも力を注いでまいります。

企業の使命は、そこで働く人々の幸福を最大化すること。社員の成長と幸福に貢献しながら、お客様への提供価値を高め続けていく所存です。

信頼を礎に、グローバルな未来を共創する

2035年、私たちが目指す姿は、高品質で尖ったサービスと世界を網羅する海外ネットワークが相乗効果を生み、業界の中で一目置かれる唯一無二の存在となることです。

変化し続ける世界の物流を、グローバルで一体となって支え、人々の生活と未来に価値をもたらし続ける。その約束を果たすため、私は先頭に立って挑戦を続けてまいります。

お客様、パートナー企業の皆様、そしてこれから私たちの仲間に加わる皆様。当社の新たな挑戦に、ぜひご期待ください。共に、より良い未来を創っていきましょう。

2026年4月
商船三井ロジスティクス株式会社
代表取締役 社長執行役員
伊藤 崇