2018年09月20日

台風21号の影響による物流への影響および弊社対応につきまして、本日正午現在の状況を以下にお知らせいたします。

記

関西国際空港

【概況】

〇21日（金）に、第1旅客ターミナルの機能は全面的に復旧する見込みとなりました。
〇1期島、国際貨物地区については依然、部分再開の状態です。上屋の機能停止により滞留していた貨物の引き取りが始まるなど、徐々に復旧に向けた作業が進められていますが、本格回復には今しばらく時間を要する見込みです。

【航空会社の運航状況】

〇19日の関空発着状況は次の通り（18日午後1時時点）：
国際線：計77便・152回（44％）
国内線：計56便・114回（88％）
＊台風21号の襲来前と比較すると、回復状況は56％。
〇大韓航空（KE）が19日から、キャセイパシフィック航空（CX）が22日から、各々関空発着の貨物便の通常運航を再開します。
〇本日現在、運航を再開している航空会社（一部を含む）：
（添付ファイルご参照）

【アクセス道路の状況】

• 〇空港島へのアクセス道路は現在、空港近くの一部個所については片側車線を活用した対面通行となっています。
• 〇完全復旧の時期は、国交省の発表によると来年の大型連休までが目標とのことです。今後、関空発着の旅客数、物流機能の回復が進むにつれ、改めて連絡道路のアクセスが課題となる可能性が出てきています。
• 〇21日午前0時から、タクシー、ハイヤー（緑ナンバー）の通行が可能となります。

航空輸送

〇関空：本日現在の運航状況（添付ファイルご参照）
〇成田空港での貨物量急増により、一部のトラック会社が関西方面への貨物の受託を制限するなど、貨物転送車両の確保が難しい状況が続いています。
〇成田：日本航空（JL）：17日到着便から当分の間、成田空港宛貨物（※）の一時受託停止中。21日（金）中の正常化を目指して対応中とのことです。
（※）国内他空港からのトラック便を含む。生鮮貨物、人道的見地から緊急性を要す緊急貨物を除く。
〇成田：全日空（NH）輸入上屋：19日午前7時時点で成田止め以外の貨物も含め、未解体ULDが相当数残っており、そのうち未解体ULDも相当数ある模様です。各上屋とも満載状態ですが、増強した南部上屋への搬入を継続し、上屋内スペースを捻出し、搬出スペースを確保している状況です。
〇成田：国際空港上屋株式会社（IACT）：
19日から当面の間、緊急貨物取扱サービスの停止中。
〇セントレア：全日空（NH）上屋：搬入作業を一時停止中。
〇セントレア：日本航空（JL）上屋：JL及びJL受託航空会社について、臨時便への搭載制限をかけている状況。

海上輸送

〇神戸港、大阪港のコンテナターミナルは順次稼働しており、一部貨物の受託および引き渡しに変更等あるものの、徐々に回復に向かっています。

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弊社の対応

〇昨日と状況は大きく変わらず、弊社は18日より輸出・輸入とも関空事務所での業務を再開しておりますが、関空国際貨物地区の機能が完全復旧するまでには今暫く時間を要する見込みのため、成田・セントレア・福岡等での代替え対応を継続致します。
〇関空乗り入れ航空会社利用の輸出貨物については一部、限定的ではありますが、18日より関空でのオペレーションを再開しております。ただし、航空会社の予約状況、上屋状況、道路事情などにより受託をお断りせざるを得ないケースもございます。
〇関空着輸入貨物の引き渡しについては、19日到着分より、関空でのオペレーションを再開しました。ただし、連絡橋の運行規制等により、〆切時間は通常よりも早く設定させていただいております。
〇通関については、弊社関西支店扱い分は全て、りんくうにて対応しております。
〇弊社関空カーゴセンター（輸出貨物上屋）は、第一貨物代理店上屋の屋根および庇部分の修繕工事が終了し、18日より再開しております。（ただし、関空への乗り入れ、搭載可能なFlightは限られますので、対応可能な貨物も当面は限定的となります。）