2018年09月21日

台風21号の影響による物流への影響および弊社対応につきまして、本日正午現在の状況を以下にお知らせいたします。

記

関西国際空港

【概況】

〇既報の通り、第1旅客ターミナルは本日（21日）、台風21号の襲来以来17日ぶりに、全面再開しました。これにより発着便の受け入れ体制は正常化に向かう見込みです。
〇1期島、国際貨物地区については昨日までの状況に大きな変化はなく、引き続き復旧作業が行われているものの、施設によって被害の規模、回復状況にバラつきがあるため、現段階では完全復旧の見通しは立っていない状況です。

【航空会社の運航状況】

〇本日現在、運航を再開している航空会社（一部を含む）：
（添付ファイルご参照）
〇中国国際空港（CA）が24日に関空発着便を運航します。今月末までにさらに2～3便の運航を目指し調整が進められるとのことです。

【アクセス道路の状況】

〇空港島へのアクセス道路は、21日午前0時より運用が変更となり、下り車線（りんくうタウンから関西方面）が2車線、上り車線（関空からりんくうタウン方面）が1車線の計3車線となりました。
〇トラック流入の抑制要請についても、21日午前0時をもって解除となりました。
〇マイカー（白ナンバー）、レンタカーについては引き続き、連絡橋道路部分での通行規制が継続します。

航空輸送

〇関空：本日現在の運航状況（添付ファイルご参照）
〇関空：25日（火）より、関空国際貨物地区代理店上屋ピックアップの保税トラックの運航が再開する見込みです。
〇関空発着貨物の代替機能を担う成田、セントレアをはじめとする主要空港・上屋での輸出入貨物の滞留が深刻化しています。各空港では、滞貨に因る混雑により、荷降ろし、搬出等に通常より多くの時間を要しています。
〇特に輸入貨物については、3連休が続くこともあり、連休で引き取りが出来なくなる貨物量がさらに増えることが懸念されています。
〇成田・セントレア等では、貨物量の激増により、一部のトラック会社が関西方面への貨物の受託を制限するなど、貨物転送車両の確保が難しい状況が続いています。
〇成田：日本航空（JL）：17日到着便から当分の間、成田空港宛貨物（※）の一時受託停止中。21日（金）中の正常化を目指して対応中です。
（※）国内他空港からのトラック便を含む。生鮮貨物、人道的見地から緊急性を要す緊急貨物を除く。
〇成田：全日空（NH）輸入上屋：20日午前7時時点では成田止め以外の貨物も含め、未解体ULDは相当数残っており（昨日比では約50台減）、そのうち未解体ULDも相当数ある（昨日比では100台減）模様です。各上屋とも満載状態ですが、増強した南部上屋への搬入を継続し、上屋内スペースを捻出し、搬出スペースを確保している状況です。
〇成田：全日空（NH）は21日付で、成田空港における輸入貨物の取り扱いを一時停止とすることを発表しました。期間は9月22日（土）～26日（水）までの5日間（出発日ベース）。羽田経由成田空港止め輸入貨物についても同様に同期間、取り扱いが停止となります。
〇成田：国際空港上屋株式会社（IACT）：
19日から当面の間、緊急貨物取扱サービスを停止しています。急増中の貨物については南部上屋への転送等で混雑緩和に努めている状況です。
〇セントレア：全日空（NH）、日本航空（JL）上屋ともに、混雑によるトラック手配や搬入作業等に影響が出ている状況に変化はございません。

海上輸送

〇神戸港、大阪港のコンテナターミナルは順次稼働しており、一部貨物の受託および引き渡しに変更等あるものの、徐々に回復に向かっています。

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弊社の対応

〇弊社関西支店輸出混載グループは、25日（火）より、関空事務所での業務を全面的に再開致します。
〇ただし、関空国際貨物地区の機能の完全復旧までには今暫く時間を要する状況に変わりはないため、弊社は成田・セントレア・福岡等での代替え対応を継続致します。
〇関空乗り入れ航空会社利用の輸出貨物については限定的ではありますが、18日より、関空にてオペレーションを再開しております。航空会社の予約状況、上屋状況、道路事情などに問題がなければ、関空積みとしてお受け致します。
〇関空着輸入貨物の引き渡しについては、19日到着分より、関空でのオペレーションを再開しております。ただし、連絡橋の運行規制等により、〆切時間は通常よりも早く設定させていただいております。
〇弊社関空カーゴセンター（輸出貨物上屋）は、18日より、再開しております。関空にご搬入頂く貨物については、同カーゴセンターにてお受け致します。
（貨物をご搬入いただきます際には、お手数でも事前に弊社営業・CS担当まで、搬入場所につきご確認くださいますようお願い致します。）
〇通関については、弊社関西支店扱い分は発着空港に関わらず、全て、りんくうにて手配しております。（エムオーエアロジスティックスがAEO輸出入申告官署の自由化を利用）

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関係各所の事情や状況の変動が続いており、諸々時期を見極めるのが難しい状態がなお続いております。

最新および個別の状況につきましては、お手数でも弊社営業・セールスデスク担当までご確認くださいますようお願い致します。

お客様には今しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。