松井 義幸
国際海運統括部 海運統括グループ

松井 義幸 Yoshiyuki Matsui

2008年入社/人文社会学部国際文化学科卒

世界を結ぶ国際物流の動脈、
海上貨物の新たな展開を目指して。

大学卒業後、進学塾の講師などを経験したのち、海上貨物の物流会社に勤務。さらなるキャリアアップを目指して当社に入社した。当社を選んだ一番の理由は、商船三井グループとしての総合力。スケールの大きなビジネスにチャレンジできると感じたからだという。

現在、どのような業務に携わっているのですか?

私が所属する国際海運統括部は、本社における海上貨物を専門に扱う部署です。海上貨物は基本的にコンテナに積んで輸送しますが、このコンテナの手配や運賃の交渉、輸出入に関わる書類の作成、関連する経理などが主な業務です。国内外のいくつもの船会社と交渉し、当社における貨物の状況などを見越しながら最適な手配を行っていきます。また、プラントや建機など、コンテナでは積めない大型貨物の輸送では、営業部署とも連携しプロジェクトを組んで対応しています。私は現在、グループマネージャーとして2つのグループを統括しています。
松井 義幸

入社してからのキャリアを教えてください。

ほぼ海上貨物ひと筋にキャリアを積んできました。入社して最初に配属された部署では、貨物の手配や料金の交渉など船会社との調整を担当。次に海上貨物の営業に携わりました。ちょうど当社の海上貨物が拡大しようという時期で、国内の工場設備を丸ごと船で輸送して海外に移転するといったダイナミックな仕事をいくつも経験しました。2016年にはベトナム現地法人のホーチミン事務所に移り、5年半にわたって駐在しています。そして2023年に現在の部署に異動してきました。
松井 義幸

当社における海上貨物の強み、やりがいは?

当社は、グローバルな海運事業を展開する商船三井グループにおいて中核的な役割を担っています。このグループ力を活かしたダイナミックな取り組みや特殊な海上輸送に対応できることが当社の強みであり、やりがいです。量的に見ると、国際物流の99%は海上貨物であり、まさに世界経済の動脈となるインフラなのです。自分たちの仕事が世界の人々の便利で快適な暮らしに役立っているという手応えも、当社で働く大きなやりがいであり魅力だと感じています。
松井 義幸

これまでのキャリアで印象的だったエピソードを教えてください。

自分のキャリアの中でも大きな転機になったのはベトナムでの駐在でした。ホーチミン事務所で社長をサポートするポジションに立ち、営業チームを統括しました。初めての海外勤務でそれなりに覚悟はしていたつもりでしたが、やはり最初は戸惑うことも多かったですね。それでもナショナルスタッフたちにサポートしてもらいながら、少しずつチームをまとめあげていくことができました。日系企業のお客様が現地で工場を立ち上げ、その工場に向けてタイから原料を輸入するという新しいプロジェクトにもチャレンジしました。異なる価値観を持つ仲間たちと大きなプロジェクトを成し遂げた経験は現在の仕事でも大いに活きています。
松井 義幸

今後どのような仕事に取り組んでいきたいですか?

当社は世界26か国に拠点を展開しており、東京の本社でもさまざまなバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。実際、私が率いるグループにも外国籍の社員が何人かいます。私は、このようなメンバーたちがそれぞれ最大限のパフォーマンスを発揮し、気持ちよく働ける環境を“下支え”することが、管理職としての自分の役割だと考えています。何年かぶりに海上貨物の最前線に立ち、今実感していることは、国際物流を取り巻く環境は止まることなく変化し続けているということ。多様なメンバーたちの力をひとつにし、当社における海上貨物の拡大と新しい展開に挑んでいこうと思っています。
松井 義幸
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