経理部 海外精算グループ
西 智子 Tomoko Nishi
2005年入社/法学部法学科卒
物流の基盤を支える
グローバルな積算業務に携わる。
大学卒業後、進学塾に入社。何か資格を取得したいと思い、通関士の資格を得たことが物流業界に関心を抱くきっかけとなった。1年ほどカナダに留学した後、貿易会社に勤務し、さらにキャリアアップを目指して当社に入社した。
現在、どのような業務に携わっているのですか?
経理部で海外拠点との精算業務を担当しています。この精算業務とは、フォワーダー特有の仕事のひとつ。当社の海外拠点や代理店と月単位でお互いの請求額や支払額を確認し、相殺したり送金したりする手続きを行います。また、海外とお金のやりとりをするため、為替予約や残高管理といった為替業務も重要な仕事です。私はこの海外精算グループのマネージャーを務めており、月次報告などの資料作成も行っています。
仕事をしていて、どんな時にやりがいを感じますか?
経理の仕事というと、数字と向き合ってばかりのように思われがちですが、コミュニケーションが大切な仕事でもあるのです。請求や支払いの確認のために、営業などの社員、海外拠点のスタッフとしばしば直接やりとりしています。滞っていた請求の問題などを解決して、相手から「ありがとう!」と声をかけられたりすると嬉しいですね。海外拠点とのスタッフとも、メールのやりとりを重ねているうちに、書き出しの言葉が“Dear”から“Hello”に変わったり、文中に絵文字が使われるようになったり、親近感が増してきてほっこりすることがよくあります。私たちが担当する精算業務は、グローバルな物流会社にとって基盤となる仕事。それだけに責任も重く、やりがいも大きいと実感しています。
毎日の仕事で大切にしていることを教えてください。
海外とのやりとりは英語でのメールがベースになります。英語がネイティブでない国のスタッフも多く、文章の特徴もさまざま。そのため、多少文法的に正しくなくても、できるだけ明快に表現するようにしています。また、レスポンスを速くすることも大切。相手がメールを受け取った後に処理しなければならない業務の時間までも考えて、迅速に対応するように心がけています。アジアなら朝一、ヨーロッパは午後、アメリカは夕方など、各エリアとの時差を考えたタイムリーなメール送信も日頃から意識していることのひとつです。
グループのマネージャーとして意識していることは?
グループのメンバーには、責任ある仕事をどんどん任せるように意識しています。そのような環境の方が知識の幅も広がりますし、やりがいを感じて各人の成長につながると思うのです。私たちのグループでは、経理に関する社内向けの研修も担当しています。この研修の企画や講師もメンバーに任せています。私自身経験してきたことなのですが、人に教えることによって自分でも学ぶことがたくさんあるのです。仕事を任せるばかりでなく、その仕事ぶりにたえず気を配って、気軽に相談してもらえるような雰囲気をつくるように心がけています。
日々働いていて感じる会社の雰囲気を教えてください。
とても働きやすい会社だと感じています。なかでも経理部は、月ごとなどの仕事のサイクルが比較的把握しやすく、ワークライフバランスを大切にしながら働ける職場ではないでしょうか。私自身、これまで2回、産休・育休を取得しました。現在のグループでも、子育て中や親の介護が必要なメンバーなどがいて、各々がライフステージに合わせて柔軟な働き方をしています。また、ほぼ全社員の名前と顔が一致するという、会社としてのちょうどよい規模感も、私にとって心地よく感じる環境。みんなで力を合わせて、誰もが働くことに幸せを感じられるような会社にしていきたいと思っています。
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